札幌市買取専門店セカンドプラスです。
この度Kさまが弊社でご売却されたお車はデボネアです。
ご売却理由は、ご高齢でお車を手放すことに決めたそうです。
新車で買ってから、ずっとお乗りになっていた大切なお車だそうです。
沢山の思い出がつまったお車ですね。
お客様の思い出とともに買取させて頂きます。
33年間お乗りになったお車
年式 昭和62年
距離4万キロです。
デボネアとは、三菱が1964年から1999年まで製造していた高級セダンです
三菱 デボネアってどんなクルマ?
デボネアは、トヨタのクラウンや日産のセドリックと同じような高級セダンをコンセプトとして開発されました。生産は1964年から1999年まで。しかし、クラウンやセドリックのように、メジャーな高級セダンとしてのポジションを確立できたとは言い難く、最後まで三菱グループの重役専用車としての域をでることはありませんでした。
そんなデボネアですが、モデルチェンジを受けながら35年近く製造された歴史ある車種でした。特徴として、クラウンやセドリックは高級車のステータスのひとつであるFR駆動を採用していましたが、2代目以降のデボネアではFFの駆動方式が採用されているのです。
デボネアAMGとは?
あのメルセデス・ベンツのチューニング部門であり、メルセデス・ベンツの上級高性能モデルを生産するスポーツブランド、AMG。
通常メルセデス・ベンツを専門に手がけるAMGですが、なんとデボネアは数少ないAMGチューンを受けたクルマのひとつになっています。
デボネアAMGは、2代目デボネアをベースに、エアロパーツ、アルミホイール、ステアリング、デュアルテールエキゾーストパイプなどが装着されたモデル。
ノーマルの写真と見比べていただけると違いがわかると思いますが、どことなくメルセデス・ベンツの雰囲気を感じてしまうのは、筆者だけではないと思います。
動力部にAMGの手が入っているわけではありませんが、AMGのスタイルを手に入れた国産車はそうそうあるものではありません。
どうしてデボネアAMGが作られた?
もともとデボネアは、一般ユーザー向けに作られたと言えるクルマではありませんでした。三菱グループ社用車の置き換えとしての活躍などが理由ですが、一番の理由は三菱と提携関係にあった、ヒュンダイとクライスラーの事情が大きく関係しています。
当時、ヒュンダイは1988年のソウルオリンピックに向けて、VIP送迎用の車両を作らなければいけない状況でした。ところが、急遽高級セダンを製造するなんてことが簡単にできるわけでもなく、提携関係にあった三菱と手を組み、デボネアを製造したのです。ちなみにデボネアのヒュンダイ版はグレンシャーという車名で販売されました。
エンジンは、クライスラー製の2.0Lもしくは3.0LV型6気筒。このエンジンは、クライスラーも欲しがっていたもので、開発費などコストを減らすことができることから、開発に踏み切られたといわれています。
ヒュンダイ・クライスラー・三菱の3社が絡み合い生まれたデボネアは特異なクルマだといえるでしょう。
こういった開発経緯から、一般市場が受け入れにくいモデルになってしまったのも事実です。しかし、挑戦的な三菱は、差別化としてさらなる高級感をだすべくAMG仕様やアクアスキュータム仕様を生み出したのです。
K様弊社でご売却ありがとうございました